ハリルどう使う? 横浜M斎藤はイラク戦・豪戦の秘密兵器
この「ブラジルW杯以降」には意味がある。
斎藤は、ザッケローニ元代表監督時代、14年ブラジルW杯メンバーに入った。しかし、FWでただ一人、出場機会なしという屈辱を味わった。
「W杯2戦目のギリシャ戦で日本は引いて守る相手を攻めあぐみ、ここでドリブラーの斎藤が登場すれば突破力が生きると思いましたが、ザッケローニ監督は交代枠を1人分残したまま、結局0―0という結果でよしとしました。試合後、現地で斎藤を取材したのですが、出番のなかった悔しさがひしひしと伝わってきました。その屈辱を晴らすべく、イラク戦、オーストラリア戦で出場機会に恵まれたら、持ち味を存分に発揮してくれるはずです」(サッカージャーナリスト・森雅史氏)
合宿2日目の3日。斎藤は、ボール回し中に笑顔を見せながらハツラツとプレー。仕上がりの良さをアピールした。
ミラン本田、ドルトムント香川、レスター岡崎、セビリア清武が所属クラブでくすぶり、代表のパフォーマンスが低下している中、秘密兵器としての期待大だ。