ジョコ撃破のダニエル太郎 スペインでの苦労ようやく実る
ダニエルは日本人の母とアメリカ人の父を持ち、5歳でテニスを始めた。日本語、英語、スペイン語、ロシア語がペラペラのマルチリンガル。14歳のとき、家族で名古屋からスペインに移住し、クレーが多いバレンシアのアカデミーで練習してきた。しかし、昨秋、拠点を日本に戻したという。
「主な理由はスペイン人コーチとの仲たがいです。10年以上ついていたため、大人になっても子供扱いするコーチにストレスを感じ、ケンカが絶えなかった。一家で移住したスペインでも父親がオランダで仕事をするなど、家族はバラバラの生活。日本にはモデルのガールフレンドもいるので、環境を変えたかったのかもしれません」(前出の武田氏)
スペインでの苦労も身になったようなのだ。