マスターズ賭け率500倍 日本3選手が国内ツアーの命運握る
揃って予選落ちなら、日本ツアーに対するワールドランキングへのポイント配分見直しにもつながりかねない。つまり、日本ツアーの実力はどうなのか、宮里、池田、小平のプレーを世界は厳しい目で見ているのだ。
今年のマスターズ後にはコース改造が続くことになる。4番グリーンの奥と5番ティーグラウンドの後ろ。そして11番パー4、12番パー3、13番パー5のいわゆるアーメンコーナーの奥の土地をオーガスタナショナルが購入していることから、大改造に入ることが予定されている。
改造の主な目的は、コースのヤーデージを延ばすこと。つまり、来年以降、ティーショットにさらなる飛距離と精度が要求されることになる。日本人プロも飛ばそうと思えば、飛距離が出るようになってきてはいるが、メジャーに対応できるような精度を伴わない。
来年以降、日本ツアーから出場する選手が活躍する可能性は、さらに低くなるということだ。そうした意味からも今年のマスターズでは、日本ツアーのステータスを維持するために、何とか頑張って欲しいものだ。
(ゴルフライター・吉川英三郎)