著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森岡隆三<2>「代表背負った西野さんは勇気ある方だなと」

公開日: 更新日:

 最大の足かせとなっているのが、過酷な地理的条件だ。彼らの本拠地は鳥取市だが、練習場は100キロ離れた米子市。ホームゲームごとに毎回片道2時間かけて移動する必要がある。アウェーにいたっては一番近くて200キロ離れた大阪。昨季は大半がバス移動で選手たちは疲労困憊だった。

「極端なたとえ話になりますが、7時間くらいの移動は近所のコンビニに行くような感覚でした」と森岡は苦笑する。

 今季は前泊や新幹線移動を増やして負担軽減を図り、J2復帰に勝負をかけている。6日のFC東京U―23戦は、相手の倍のシュートを放ちながらスコアレスドロー。10戦を終了した時点で勝ち点15、総得点13、総失点14の7位と目標には遠いとはいえ、「去年はこの時期から勝てなくなったけど、それに比べるとポジティブ。手ごたえはあります。今年は『勝つ』と公言した以上、やらなければいけない。そういう状況にあえて自分を追い込みました」と厳しい表情で話してくれた。

 監督という仕事は、それがJ3だろうが、日本代表だろうが、結果が出なければいつクビになるか分からない。4月にハリルホジッチ監督が解任されて西野朗監督が後を引き継いだが、一連の流れを森岡は他人事とは思っていないようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」