著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

ダウンスイングは左手でクラブを引くことがポイント

公開日: 更新日:

 1970年代に米ツアーで活躍したデイブ・ヒルの「プロ・ゴルフの内幕」という本を読んでいたら、最後の章にある「レッスン」が大変参考になった。

「アベレージゴルファーは右手を早く使いすぎるので、プロアマトーナメントなどで、『プッシュ・プル』スイングをしなさい」とアドバイスしていた。

「プッシュ・プル・スイング」とは何ぞや。プッシュは“押す”、プルは“引く”の意。

「左手でクラブをプッシュする(押す)ようにバックスイングしたら、トップから右手でプッシュするようなスイングは禁物。左手でクラブをプルする(引く)ことによってダウンスイングを始めることが大切だ」と書いている。

 バックスイングするとき、アベレージゴルファーは右手で高くクラブを持ち上げたり、あるいは内側に引き過ぎたりしている。これでは体を捻転することができず、クラブはスイングプレーンから外れてしまう。

 グリップエンドを飛球線の後方(目標の反対方向)に向けて、左手で押してやるようにしてバックスイングを始めること。

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