逆転Vの紀平梨花 ポスト真央が背負うスケート連盟の屋台骨

公開日: 更新日:

「やっと、正真正銘の“ポスト真央”が現れた」

 そう言って、スケート関係者が大喜びだ。

 25日、フィギュアスケートGPシリーズのフランス杯でSP2位の紀平梨花(16)が優勝。この日のフリーで138.28(合計205.92)をマークし、SP首位だった三原舞依(19)を3.11差で逆転した。

 紀平はこれで、日本勢初となるGPシリーズ初出場初制覇を果たしたNHK杯に続いて2連勝。宮原知子(20)、坂本花織(18)とともに、GPファイナル(日本時間12月7日開幕=バンクーバー)進出が決まった。

 この日は時差ボケの影響でフリーの演技直前に体調が急変。それでも、冒頭のトリプルアクセルの着氷が乱れると、すぐさま2つ目の3回転半を諦め、2回転半―3回転の連続ジャンプに変更するなど、16歳らしからぬ冷静さで演技をまとめ、元世界王者のメドベージェワ(ロシア)にも13.11差をつけてみせた。

 NHK杯でマークした224.31は、平昌五輪女王のザギトワ(ロシア)に次ぐ今季の世界2位。2013―14年シーズンで優勝した浅田真央以来となる日本女子のGPファイナル制覇も現実味を帯びるだけに、日本スケート連盟関係者が小躍りするのも当然だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”