鷹監督候補・城島氏をソノ気にさせるキャンプ地フィーバー

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 2009年のフィーバーは、今も球団関係者の間で語り草になっている。

 28日のスタッフ会議に出席した、城島健司会長付特別アドバイザー(43)。宮崎市で行う2月1日からのキャンプにも同行することになったが、11年前のそのキャンプがすごかった。

「マリナーズ移籍4年目を迎えた年です。約3週間後に控えた第2回WBCに出場するため、宮崎で行われる日本代表合宿に先立って、ソフトバンクのキャンプに2日間だけ参加した。日曜日の最終日に集まった観客がなんと3万3000人。あの年のそれまでの観客は1日平均9000人。最初の10日間の動員が対前年比で5万2000人も減って頭を抱えていた球団関係者が狂喜乱舞したものです。その城島が15年ぶりにチームに復帰して、フロントの一員として王会長とともにグラウンドに立つ。今でも九州では絶大な人気を誇る。今から楽しみですよ」(チーム関係者)

■自称「漁師」

 12年に阪神で引退後、城島アドバイザーは一貫して球界と距離を取ってきた。趣味の釣りに没頭し、「漁師」を自称。野球関係の取材すらかたくなに断り、古巣ソフトバンクの臨時コーチの要請にも首を縦に振らなかった。それが、1月1日付でフロント入り。心境の変化だと、ファンはもちろん、球団も次期監督候補と期待している。

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