巨人・坂本勇人は「最悪の状態」…他球団からも心配される深刻打撃不振の哀れ
巨人ファンの歓声が溜め息に変わった。
30日のヤクルト戦の五回1死満塁。2-0で膠着した試合の趨勢を一気に決定づける好機で、6番の坂本勇人(36)が打席に入った。だが、ヤクルト3番手・木沢の151キロシュートに押し込まれ平凡な三ゴロ。天を仰いだ坂本に、ベンチ最前列で身を乗り出していた阿部慎之助監督は厳しい視線を向けていた。
【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)
二回は無死一、二塁、三回は2死一、三塁といずれも走者を置いた打席で二ゴロ、空振り三振に倒れていた坂本は結局、4打数無安打。ネット裏の他球団スコアラーに、「七回も2死一、二塁のチャンスで打席が回ってきましたが、初球の119キロのカーブにタイミングを外され、2球目の145キロはファール、続く124キロのチェンジアップにバットが空を切って3球三振。ドラフト3位の新人左腕(荘司宏太)に見下ろされるように3球勝負を挑まれるんですから、こっちもちょっとショック。5タコに終わった開幕戦と同様、速い球に差し込まれ、緩い球に体を泳がされる最悪の状態です。打率.115で終えたオープン戦から調子がまったく上がっておらず、かなり深刻ですよ」と心配されるほどだ。