川淵三郎氏は官邸にハシゴ外され…“後任指名”1日でパア

公開日: 更新日:

 自民党のなかにはペラペラと“後継指名”の舞台裏を明かす態度を苦々しく思っていた議員もいたという。

「もともと、川淵さんはスポットライトを浴びるのが大好きな人。メディアに注目されてうれしかったのでしょう。『森会長から“後をお任せするのは、川淵さんしかない”と単刀直入な感じだったな』『菅さんは、もっと若い人を、女性はいないか、と言ったそうだ』などと、ペラペラとしゃべっていた。あれでは、自分から“森傀儡です”“密室人事です”と暴露するようなもの。川淵さんが黙っていれば、密室人事という批判が出ることもなかった。人事が白紙になったのは、自業自得です」(自民党事情通)

 12日夜、記者団に「僕の対応が悪かった」「あたかも自分が新会長になったかのような」「報道の皆さんには、できるだけサービスしてしゃべったほうがいいという習性が残っていた」と、反省の弁を口にした川淵相談役。ピエロを演じた格好である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド