紀平梨花ケガ完治せずGPカナダ大会欠場…「埼玉経由→北京行き」が残された五輪シナリオ
仮に優勝を逃しても3位以内に入れば、GPファイナル日本勢上位2人、ISU(国際スケート連盟)公認の五輪シーズン最高得点上位3人とともに選考の対象となる。紀平はGPファイナル(2018-19シーズン)を制するなど国際大会で実績があるだけに、代表の3枠に入る可能性はあるのだ。
紀平は、7位に終わった今年3月の世界選手権(ストックホルム)で時差調整に失敗するなどピーキングが課題とされてきた。故障したとはいえ、シーズン序盤の大会に出場するよりも、治療とリハビリに励みながら、来年2月の五輪本番に向けて入念な調整をした方が得策だ。
今季から羽生結弦(26)らを教え子に持つブライアン・オーサー氏(59=カナダ)に師事。トップスケーターのピーキングに定評があるカナダ人コーチのもと故障から復活した紀平は北京のリンクで最高のスケーティングを披露できるか。