渋野も古江もガッポリ稼げるか 来季LPGAツアー最高賞金大会は優勝2億2600万円!
LPGAツアーの2021年シーズンはコロナの影響で5試合が中止になったが、当初予定は34試合、賞金総額が7640万ドル。来季は試合数は同じでも賞金が12%もアップする。それも、テレビ地上波で中継されるメジャー大会の放映権料が軒並み増額し、賞金に反映されるからだ。
「今がチャンス。私たちは過小評価されている。そのことを強調してツアーの魅力を広めていきたい」とサマーンコミッショナーが語るように、今がLPGAツアーにとってビジネスチャンスと言えるのかもしれない。
コロナの影響で米国ではゴルフ人口が広がり、女性やジュニアゴルファーが増えている。加えて、男子ゴルフの賞金に比べて、過小評価という指摘も間違ってはいない。
そんな中、「女子ツアーの賞金も男子ツアー並みにしていく」という声が聞こえてくるが、簡単ではない。
なにしろPGAツアーの来季賞金、ボーナスの増額分だけで1億500万ドルになり、LPGAツアーの年間賞金総額を軽く超えてしまう。これはサウジアラビア政府系の企業トップに就いたグレッグ・ノーマンがアジアンツアーで開催する10試合に対抗して、PGAツアーがトッププロに手厚いボーナスを用意したからだ。