マラソン嫌いの新谷仁美が狙う「4つの日本記録」はそんなにすごいのか?

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 今年はロードで日の丸を背負う。

 東京五輪陸上女子1万メートル代表の新谷仁美(34)は、3月の東京マラソンに出場し、2時間21分17秒で日本勢2番手(7位)だった。この時計が評価され、7月の世界陸上(米・オレゴン)マラソン代表に決定した。

 トラックが専門の新谷がマラソンを走るのは13年ぶりだった。レース後は「マラソンの魅力が分からない。二度と走りたくない」と話し、トラックに戻る意向だった。それが数日後、マラソン継続を決めたのは「4つの日本記録」を狙うためだ。

 新谷は1万メートル(30分20秒44)とハーフマラソン(男女混合1時間6分38秒)の記録保持者なので、残る2つは5000メートルとマラソンだ。5000メートルの日本記録は東京五輪9位の広中璃梨佳(21)が持つ14分52秒84。マラソンは野口みずきの2時間19分12秒(男女混合)。

 新谷の5000メートルは14分55秒83。マラソンは2時間21分17秒。どちらも手が届くような気もするが、すでに34歳だ。実現できるのか。

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