中日・石川昂が左膝前十字靭帯不全損傷で離脱 元チームドクターの見立ては「全治6~12週間」
中日に暗雲だ。
目下チームトップタイの5本塁打、同2位の19打点をマークしていた3年目の石川昂弥(20)が31日、名古屋市内の病院で検査を受け、「左膝前十字靱帯不全損傷」と診断されたのだ。
石川昂は27日のオリックス戦で三ゴロに倒れた際、一塁手とぶつかるのを避けようとして左膝を痛め、直後の守備から交代。翌日、大阪市内で検査を受けてから名古屋に戻り、この日、改めて病院で検査を受けた結果の診断だ。
2002年まで中日のチームドクターを務めた亀戸佐藤のり子クリニック院長の佐藤のり子氏はこう言った。
「不全損傷は、損傷の度合いがよく分からないということ。おそらく今後、内視鏡を入れるのでしょうが、靱帯が切れていれば縫う必要があります。前十字靭帯だけではなく、半月板や側副靱帯まで損傷している可能性もありますけど、長期離脱だとしても全治6~12週間くらいだと思いますね」
全治3カ月なら、復帰は9月以降、シーズン終盤にズレ込む。程度の差はあるにせよ、膝の前十字靱帯損傷は選手生命を脅かすケガとも言われるが、