渋野日向子ここ7試合で予選落ち5回…超過酷リンクスでの全英女子OPへ不安材料が山積み
試合の中でショットやパットの修正もできず、2週間後に控えた今季女子メジャー最後の「全英女子オープン」(8月4日開幕)に向けて不安材料が山積だ。
「アップダウンのきつい会場はフェアウエーも傾斜しており、つま先上がり、つま先下がりのライから打たされるシーンが多かった。渋野のスイングはフラットのシャットフェース、インサイドアッパー軌道のため傾斜地に対応できず、ボールコンタクトがうまくできなかった。また、フィニッシュでは右手のグリップがパーム(手のひら)になっており、シャフトのしなりや遠心力をうまく使えていない。力んでいる証拠であり、ヘッドの重さを感じとることができなければ弾道も当然不安定になる。いずれもパット不振から、すべてのショットに負担がかかっているのが想像され、修正するにはもう少し時間がかかりそうです」(小暮博則プロ)
この日は終盤の16番パー3で8メートルのバーディーパットを沈めたが、予選落ち確定だったので笑顔もなかった。
今年の全英女子はリンクスの中でもっともタフといわれるスコットランドのミュアフィールドで初めて開催される。短時間で立て直すには困難な状況に直面している。