西武・与座海人が2安打104球でソフト打線完封!信頼回復アピールの「ゴロアウト13個」
昨年10勝をマークしたアンダースローの本領発揮である。
3日、西武の与座海人(27)がソフトバンク相手に104球で2安打無四球の完封勝利。今季最短タイの2時間8分で試合を終わらせ、二塁すら踏ませなかった。
今季は10試合に先発して2勝2敗。勝ち負けなしの投球が多く、援護点に恵まれないのは確かだ。しかし、そうでなくとも7回4安打無失点93球(7月15日)や、7回3安打無失点83球(6月28日)のように、球数に関わらず降板させられることもあった。
西武OBの山崎裕之氏(評論家)が言う。
「抑えていても本来の内容でなければ、首脳陣だって『このまま投げさせては危ない』と判断しますからね。実際、開幕直後は何かを勘違いしたのか、直球を多投して打たれるケースが多かった。それがこの日は緩急を駆使し、昨季7月にソフトバンクを完封した時と同じような内容だった」
3日は代名詞のゴロアウトが13個。無失点でも降板させられた上記2試合はフライアウトが多く、首脳陣も「失点する前に……」と決断したのだろう。
この日の完封劇で首脳陣の信頼回復も一歩前進か。