その点、オリックスはいわゆる「育成力」を武器にリーグ3連覇を成し遂げたチーム。一、二軍で育成、起用方針は一貫しているし、トレーニング部門も中垣巡回ヘッドを中心に、きちんとした体制が整っている。ブレない指導体制のもと、吉田が一貫性をもって野球に取り組める環境といっていい。
「オリックスは投手王国ですから、輝星はこれまで以上に猛アピールが必要ですが、オリックスは投手の球威、球速向上に定評がある。輝星がトレーニングを積んで、ホップ成分が高い直球の質にさらに磨きがかかれば、一軍定着も不可能ではない。同じ秋田出身の中嶋監督も育成プランを温めているそうです」(同)
環境の変化を飛躍の契機にしたい。