大関・貴景勝は今場所で2敗キープも「カド番記録更新」に現実味
もちろん、今場所の貴景勝はカド番脱出が最優先。どんな内容でも勝たなければ意味がないとはいえ、「今の相撲内容では今後が思いやられる」とは前出のOBである。
貴景勝のカド番8回は栃東(現玉ノ井親方)と並ぶ、歴代4位タイ。1位で14回の千代大海(現九重親方)には及ばないが、首痛を抱えている以上、現役を続ければ続けるほど記録更新は現実味を増す。ただでさえ、カド番率は歴代でも上位だ。千代大海は大関在位65場所でカド番14回。カド番率は約22%。2位で65場所13回の魁皇(現浅香山親方)は同20%。一方、貴景勝は27場所で8回なので、カド番率29%と2人を上回る。
薄氷を踏むような勝利が続く貴景勝。大関陥落が先か、カド番記録更新が先か……。
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今場所以上に注目を集めている宮城野親方(39=元横綱白鵬)。その身辺で新たな問題が噴出している。日刊ゲンダイは「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手。そこには、白鵬の取り巻きによる暴行に土下座強要、金銭の要求手口などが記されていた。その一部始終とはーー。
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