松山英樹はパリ五輪への意気込み「あんまりない」も…闘争心に火がつくかは「首・背中」次第
昨年は首痛や背中痛に苦しみ、今年2月のジェネシス招待でツアー9勝目を挙げるまで約2年間も優勝から遠ざかっていた。これで完全復活と思いきや、3月のアーノルド・パーマー招待のプロアマ戦を腰痛のため欠場。本戦では12位と健闘するも、5月のウェルズ・ファーゴ選手権でも初日のスタート前に背中の故障で棄権している。
今季は13試合で優勝以外のトップ10入りは今大会を含めて4回。一方で、30位以下に沈んだ試合も5試合ある。毎試合優勝を争うのは厳しいとはいえ、「完全復活」とは言い難い。
男子の五輪ゴルフが行われる8月は今季も終盤。疲れがたまる時期だ。近年はフランスも酷暑により多数の死者が出ており、昨年は観測史上4番目に暑い夏に。今年2月には猛暑による死者が5000人を超えたとする推計を仏保健当局が発表した。ファンは当然金メダルを期待するが、灼熱の舞台で体が悲鳴を上げなければいいが。