海外メジャーで次々V争い 日本人女子のレベルが上がったのか、世界のレベルが落ちたのか

公開日: 更新日:

【全米女子プロゴルフ選手権】

 算7アンダーのエイミー・ヤン(34)と2打差2位タイから発進した山下美夢有(22)はスコアを伸ばせず、通算4アンダー2位タイに終わった。【前編】からつづく。

  ◇  ◇  ◇

 それにしても、だ。3週前の全米女子オープンでは笹生優花(23)と渋野日向子(25)がワン・ツーフィニッシュ。渋野は今大会も通算2アンダー7位タイと健闘し、西郷真央(22)もこの日ベストスコアの67をマークし、7位タイで上がった。

 先の全米女子OPは古江彩佳(24)6位、海外メジャー初出場の竹田麗央(21)と小祝さくら(26)も9位。世界の大舞台で日本選手が好成績を残している。これは単なる偶然ではないだろう。

 欧州シニアツアーで活躍した並木俊明プロがこう語る。

「お世辞抜きで日本の女子プロはレベルが上がっている。理由はいくつかありますが、今は弾道測定器により、ヘッドスピード、ボールの打ち出し角度やスピン量が瞬時にわかり、数値をもとにスイングを調整できると同時に、自分に合った最適なクラブを使うことができる。それは海外選手も同じですが、日本の選手はスイングに大きな癖がなく方向性がいい。トップ位置が下がった渋野はやや例外だが、山下、古江、笹生、岩井姉妹ら、みんな癖のないスイングをしている」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動