松山英樹が狙うは2度目のメジャーVより「パリ五輪金」か…18日開幕の全英OPとは相性微妙
一方、全英のベスト10フィニッシュは初出場の13年6位のみ。昨年まで出場9回は他のメジャーに比べて最少だが、予選落ち3回は最多だ。
今年の会場は風の影響は避けられず、弾道が高い松山は苦戦を強いられそうだ。16年大会も通算8オーバー111位で予選落ちしている。
その松山は中1週でパリ五輪に出場する。これまで五輪には高い関心を示さなかったが、代表に決定すると「出るかには頑張りたい」とコメントした。
「全英より、パリ五輪の方が熱が入るのではないか」
一部にはそんな声もある。
「松山は16年のリオ五輪は、ブラジルで流行していたジカ熱などを懸念して出場を辞退した。前回の東京五輪は母国開催で初出場。最終日は首位と1打差の単独2位から金メダルを狙ったが、銅メダルをかけて7人が3位で並ぶプレーオフでも敗れた。女子の稲見萌寧(24)が銀メダルだっただけに悔しい敗戦だった。次回の28年ロス五輪は36歳で迎える。試合形式が団体戦に変更されるかもしれないという話も聞くが、故障が多い自身の身体や若手の急成長を考えれば、おそらく五輪は今回が最後。出場するからにはアスリートにとっての勲章である五輪メダル、それも最高の金メダルを必死にとりにいくはずです。体調さえ万全なら十分に手が届きます」(国内ツアーの関係者)
とはいえ、まずは全英での戦いだ。