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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

テニス「ジャパンオープン」変則日程の裏側…通常の日曜決勝から火曜決勝に

公開日: 更新日:

 メンタルは強い。国内の気分高揚で波に乗り来季へ結びつけたいところだろう。カギになるのが、いま開催中の「木下グループジャパンオープン」だ。

 全米準優勝のフリッツを筆頭に、8強入りした3人、ジョコビッチを倒したポピリン、人気者チチパスら若手強豪がそろい、その“変則日程”が気になる。

 通常は日曜日決勝のところ、今回は水曜開幕の火曜決勝。この変則はアジアシリーズも同じで、西岡良仁がこんな話をしていた。

「フェデラー、ナダル、ジョコビッチの3強時代が終わり、長身選手のパワー主体の実力伯仲時代へと移った印象がある」

 最終日の決勝1試合で客を呼ぶ時代から、週末に準決勝2試合、または準々決勝4試合を見せる多様な時代への移行という見方も可能だろう。

 錦織はデ杯の試合後、ポツリと気になることを言った。

「このコートは遅くて、めちゃめちゃ弾むわけではないので」

 ン? 有明はナダルが世界一速いと眉をひそめたコートではなかったか。久々のエース登場にあたりコートを塗り替えた?

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