「国内組」の米ツアー切符獲得を阻むのは「海外組」か…31日TOTOジャパンクラシック開幕
「10人以上はいるんじゃないですか」
ツアー関係者がこう言ったのは。米女子ツアーの切符を狙っている選手のことだ。
メルセデスランク1位の竹田麗央、2位山下美夢有、3位岩井明愛、5位岩井千怜の4人は、12月の米女子ツアー最終予選会を受ける。この試合には2次予選会を通った原英莉花も参戦。来季の米ツアー出場権を懸け、12月5日から米アラバマ州マグノリアグローブGCで5日間戦う。
明日31日に開幕するTOTOジャパンクラシック(滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード・パー72)は、日本で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会公式戦。優勝すれば来季の米女子ツアー出場権が手に入るだけに、竹田、山下、岩井姉妹と原の5人は、今大会で決めたいところだ。それ以外にも、米国で戦うことを夢見ている選手はいる。
前出の関係者が言う。
「2次予選会で落ちた神谷そらはもちろんですが、桑木志帆、川﨑春花、尾関彩美悠、桜井心那も、将来は米ツアーでプレーしたいと言っています。公言はしていませんが、その気持ちがある選手は他にもいるでしょう。12月の最終予選会は5日間90ホールの長丁場ですから厳しい戦いです。しかも、来季は出場資格が変更され、45位までが得られた出場権が25位までに縮小された。出場優先順位は14番目で出られる試合は限定されるし、5月には1回目のリッシャフル(出場優先順位見直し)もある。今大会に勝てば、出場優先順位は7番目ですから、予選会通過者より出られる試合も多い。切符を狙っている選手は目の色が変わりますよ」