石川遼の迷いがないゴルフから「御殿場」との相性のよさを感じた...16度目の出場で4度目V
その18番はグリーン右手前に大きな池があり、2打目の果敢なショットが優勝につながりましたが、対照的だったのは伊藤園女子の安田祐香と米女子ツアー・ロッテ選手権の畑岡奈紗です。
この2大会の18番グリーンも池が効いています。首位から1打ビハインドの安田の第2打は左奥のピンに向かって飛んでいきましたが、ボールは左奥の池へ落ちました。ピン右からのバーディーパットでもよかったと考えていたそうですが、「ボールが少しつかまってしまった」と言います。安全策を取ればこのようなミスはしませんが、左の池を怖がりピン右10メートルに乗せたところでファンは興ざめでしょう。
畑岡も16番で首位に1打差に迫りながら、17番で7メートルのバーディーチャンスから3パット。18番パー5の第2打は3UTでグリーンを狙い、右手前の池の縁につかまりボギーでした。
両者とも攻める気持ちが裏目に出たわけですが、追う立場の者が逃げていては勝負になりません。攻めた結果のミスは必ず次につながります。
さて、日米の女子ツアーは残り2試合。来季のシード選手は次戦で決まります。米ツアーは、ポイントランキングで当落線上の80位にいる勝みなみ、ロッテ選手権の5位で100位までランクを上げた吉田優利の粘りに期待します。