かつてのビッグトーナメントも松山英樹がいなければドッチラケ…国内男子ツアーの厳しい現状
「秋は、太平洋マスターズ、ダンロップ、カシオの高額賞金3大会に海外からビッグネームがやってきて、中でもダンロップフェニックスが最も華やかでした。85年の12回大会で中嶋(常幸)が日本人で初優勝。94年の21回大会からジャンボ(尾崎)が3連覇した頃が、国内のゴルフ界が最高に盛り上がっていた。今は日米ツアーの賞金格差が大きくなり、海外のトップ選手は来日しない。今年の優勝は米下部ツアーの無名選手。いいゴルフをしていたけど、昔を知っている者としては寂しいですよ。パリ五輪銅メダルで大会スポンサーのダンロップと契約する松山が2日目18番のイーグルや最終日の猛攻で見せ場をつくったが、男子は国内でスター選手が育たない。松山が出場しなければ、昔ほど注目されませんよ」
昨年は大学生アマの杉浦悠太(現プロ)が優勝。今年は高校1年の飛ばし屋、松山茉生が予選を通過。自慢の飛距離でイーグル2個をゲットした。アマのレベルが高くなったことは確かだが、かつてのビッグトーナメントも、松山英樹なしでは他の冠大会と変わらないということか。
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