かつてのビッグトーナメントも松山英樹がいなければドッチラケ…国内男子ツアーの厳しい現状

公開日: 更新日:

「秋は、太平洋マスターズ、ダンロップ、カシオの高額賞金3大会に海外からビッグネームがやってきて、中でもダンロップフェニックスが最も華やかでした。85年の12回大会で中嶋(常幸)が日本人で初優勝。94年の21回大会からジャンボ(尾崎)が3連覇した頃が、国内のゴルフ界が最高に盛り上がっていた。今は日米ツアーの賞金格差が大きくなり、海外のトップ選手は来日しない。今年の優勝は米下部ツアーの無名選手。いいゴルフをしていたけど、昔を知っている者としては寂しいですよ。パリ五輪銅メダルで大会スポンサーのダンロップと契約する松山が2日目18番のイーグルや最終日の猛攻で見せ場をつくったが、男子は国内でスター選手が育たない。松山が出場しなければ、昔ほど注目されませんよ」

 昨年は大学生アマの杉浦悠太(現プロ)が優勝。今年は高校1年の飛ばし屋、松山茉生が予選を通過。自慢の飛距離でイーグル2個をゲットした。アマのレベルが高くなったことは確かだが、かつてのビッグトーナメントも、松山英樹なしでは他の冠大会と変わらないということか。

  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  1. 6

    血税が国民民主党の「ホテル代112万円」に消えた…“浮かれ不倫”玉木雄一郎代表に問われる説明責任

  2. 7

    国民民主党・玉木代表が元グラドルとの隠密不倫を認め陳謝…会見で“勝負ネクタイ”消え、目もうつろ

  3. 8

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  4. 9

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  5. 10

    発掘! 国民民主・玉木代表がハマった“元グラドル観光大使”小泉みゆきの過激ボディー