国内男子ツアー最高峰の「日本OP」に海外トッププロが見向きもしない理由
国内男子ツアーの最高峰といわれる「日本オープン」(大阪・茨木CC西コース)が来月12日から始まる。
最高権威の大会というのも、「ゴルファー日本一を決める大会」と主催の日本ゴルフ協会(JGA)が勝手にお題目を唱えているだけであり、今や出場するプロもアマチュアもさほど大会にステータスを感じていないのが現実だ。
大会の魅力を低下させた張本人こそ、ほかでもないJGAだ。
日本オープンは、日本女子オープン、日本シニアオープンと並ぶJGAが「ナショナルオープン」と位置付ける国内公式競技だ。
ただ、国を代表するナショナルオープンといえば、誰でも真っ先に「全英オープン」や「全米オープン」を思い浮かべる。
両オープンは世界中のトッププロやトップアマが一生に一度は勝ちたいと目標に掲げ、優勝者は未来永劫歴史に名を刻む。
高額賞金だけでなく、名誉やさまざまな特権を得ることができる。開催週にはそれこそ10万人近い観客が押し寄せるなど、世界中のゴルフファンもワクワクする華やかな大会だ。