石川遼は優勝が絶対条件 最終日の難関18番ホールで逆転賞金王のドラマは生まれるか
【日本シリーズJTカップ】第2日
今大会はディフェンディングチャンピオンと今季ツアー優勝者、賞金ランク25位までの30人だけが出場するエリート大会だが、毎年選手を苦しめるのが18番パー3(224ヤード)だ。奥行35ヤードのグリーンは奥からの傾斜が非常にきつく、ピンより上につけるとパーセーブが難しい。風がなければ4番アイアンかユーティリティで打つ選手が多く、長い番手で正確な距離感が求められる。好天なら真正面からの逆光もやっかいだ。
昨年は初日のアベレージが3.333(難易度18ホール中2番目)、2日目3.467(同1番)、3日目3.300(同2番目)、4日目3.333(3番目)。4日間でバーディーはたったの4人。ダブルボギーも4人いた。その一人が初出場だった蝉川泰果(23)。3日目にピン奥10メートルに乗せ、ファーストパットはピンを超えてグリーンの外へ。3打目もピンの上につけてボギーパットも外しギャラリーのため息を誘った。
今年も18番は初日のアベレージ3.233(4番目)。この日はピンが奥目(手前26ヤード・右5ヤード)で比較的やさしい位置でも3.333。2日目までバーディーは3つだ。