【春のセンバツ】1回戦の勝敗完全予想…大会屈指の好カード「健大高崎VS明徳義塾」は?

公開日: 更新日:

 第97回選抜高校野球大会(18日~甲子園)の組み合わせが決まった。昨秋の明治神宮大会を制し、優勝候補に挙げられる横浜は市和歌山と対戦。最速158キロ右腕の石垣元気(3年)を擁し、センバツ連覇を狙う健大高崎は明徳義塾と激突する。1回戦全16試合の勝敗を占った。

  ◇  ◇  ◇

【第1日=18日】 第1試合はチーム打率.394で出場校中トップの強力打線を誇る二松学舎大付が柳ケ浦との開幕戦を制す。1番の入山を軸として昨秋の都大会6試合で2ケタ安打を放った打線は切れ目がない。第2試合は花巻東が米子松蔭に勝つ。第3試合は健大高崎と明徳義塾が顔を合わせる。アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏が「1回戦一番の好カードです」とこう言う。

「練習試合が解禁された2日の健大高崎と日大三高戦を現地で見ましたが、健大のエース石垣は150キロをマークするなど、仕上がりの早さが目立った。昨春センバツ優勝時のエースで、昨夏に受けた左肘トミー・ジョン手術から打者として復帰した佐藤龍がDHとして出場。4打席で2安打1四球と打っても目立っていた。快足を生かして内野安打をもぎとる場面もあって、甲子園では代打の切り札としてベンチ入りします。明徳も左腕の池崎を中心としたスキのないチームですが、健大の選手層の厚さは群を抜いていて、明徳を上回ると思います」  

【第2日=19日】 第1試合は昨秋の打率5割強、11盗塁の1番・岡部主将がチームを引っ張る敦賀気比が初出場の滋賀短大付を下す。第2試合は昨秋の明治神宮大会を制し、優勝候補の横浜が市和歌山と対戦。高校野球雑誌「ホームラン」の元編集長・戸田道男氏はこうみる。

「横浜の146キロ左腕・奥村頼、151キロ右腕・織田のダブルエースは強力で、打ち崩すのは容易ではありません。打線も主将の阿部を中心に勝負強い。スタメンに左打者がズラリと並ぶため、好投手に当たった時にあっさり抑えられないか。そこが懸念材料ですが、初戦は問題なく勝ち上がるでしょう」

 第3試合は青森山田と九州王者の沖縄尚学の実力校対決。

「青森山田は野手に昨夏の甲子園4強メンバーが多く残り、虎谷、菊池統、クローザーはエースの下山という必勝リレーで昨秋の青森大会以降9試合全て3失点以内。沖縄尚学のエース末吉は150キロ左腕ですが、総合力で青森山田が上回るのではないか」(美山氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  3. 3

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  4. 4

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 5

    「ホラッチョ!」「嘘つき!」とヤジられ言葉に詰まり、警察に通報…立花孝志はミルクティーが手放せず

  1. 6

    フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

  2. 7

    なぜ姉妹曲「2億4千万の瞳」と売り上げで3倍もの差がついてしまったのか

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】

  4. 9

    「あの無口な少年が…」佐野海舟の下半身醜聞に母校関係者は絶句、その意外すぎる評判

  5. 10

    高石あかりって誰?→「御上先生」で知名度爆上がり 次の次の朝ドラヒロインの魅力は「アポロの歌」でも“予習”可能