どこよりも早いセンバツ予想! 日刊ゲンダイと専門家が占う優勝候補、ダークホース、大穴

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 24日、第97回センバツ高校野球の出場32校が決まった。大阪勢の出場がないのは、1927年の第4回大会以来98年ぶりとなったが、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)や同準優勝の広島商(広島)、4強の東洋大姫路(兵庫)と敦賀気比(福井)は順当に選出された。高校野球に詳しい専門家2氏と日刊ゲンダイが優勝校を予想した。

■本命は東洋大姫路、智弁和歌山、健大高崎

 高校野球雑誌「ホームラン」の元編集長・戸田道男氏は「スポーツ紙は明治神宮大会を制した横浜を大本命としていますが……」とこう続ける。

「私が推すのは、その横浜との準決勝で延長十一回タイブレークの末に敗れましたが、互角の戦いを演じた東洋大姫路です。これまでは伝統的に線が細い選手が多かったものの、大阪の強豪・履正社を35年間率いた岡田監督が2022年4月に就任し、効率的で継続的なトレーニングを積み重ねたことで筋力アップに成功。岡田監督を慕って入学したプロ注目のエース阪下らが中心となり、19年夏に全国制覇を達成した履正社のようなパワフルなチームが出来上がった。岡田監督も手応えを感じているでしょう」

 アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏は「同じ近畿の智弁和歌山を推します」とこう続ける。

「昨夏の甲子園のベンチ入りメンバー9人が残っていて経験豊富。エース渡辺と最速152キロの宮口の2枚看板は強力で、1年生捕手の山田は5番打者として近畿大会5割以上と打ちまくった。中学時代にU15日本代表だった藤田や昨秋の近畿大会準決勝で2打席連続本塁打の福元ら、タレントの数は横浜に負けていません。最近は甲子園で勝ち切れない試合が続いていますが、機は熟したと見ています」

 日刊ゲンダイはセンバツ連覇を狙う健大高崎を推す。

 関東大会の決勝で延長十回の末に3-4とサヨナラ負けを喫したものの、「健大高崎が継投のタイミングを間違えなければ、負けてもおかしくなかった」と横浜陣営が認める高いチーム力を誇る。158キロをマークしたエース石垣と下重の左右2枚の大黒柱を擁し、打線も得点力は高い。史上4校目の春連覇の可能性は十分ある。

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