西武・渡部聖弥「DNAの突然変異」が生んだ驚異の下半身…新人王レース独走、14試合で打率.453
評論家の山崎裕之氏は「ひと言で言えば、下半身の粘りです」と、こう続ける。
「打撃でタイミングが多少ずれても、ヒザと腰で踏ん張り、瞬間的にボールに合わせてしっかりとスイングができる。合わせると言っても、当てにいくような打撃はしない。自分の理想とするスイングが崩されても、体が開かないので打率が残せる。この下半身の強さは天性のものではないか。こうしたタイプの打者は大崩れはしない。壁に当たっても成績は急落しないでしょう。今はまだ本塁打はゼロですが、プロの水に慣れてくれば一発も打ち出すと思う。心配事といえば、ルーキーなので体力がどこまでもつか、くらいです」
昨季はパ史上ワーストとなるチーム打率.212の貧打に沈んだ西武。渡部の活躍は打撃改善の兆しとなるか。
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日刊ゲンダイは今春キャンプで西口監督を直撃。そこで明かされた昨季の「歴史的貧打の原因」は何か。あの時、西武で何が起きていたのか。チーム再建の展望、意気込みは。
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