メジャーリーグ通信
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米国の球団経営者たちが「トランプ再選」に期待する理由
2020年の国際政治の中で最大の関心事の一つは、米国の大統領選挙だ。 国連幹部が「史上最低の大統領」と批判しながら、根強い支持者をつなぎ留めることに成功しているのが、現職大統領で再選を狙うド…
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野球文化の土台を腐らせるMLBの極端な“テレビマネー依存”
■プレーオフ期間の拡大 大リーグ機構(MLB)と選手会の対立が解消されないため、7月初旬の開幕は実現不能になった。両者が対立しているのは、今季の給与の削減幅だけではない。公式戦の試合数に関して…
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年俸削減案で対立 労使“タフネゴシエーター”たちの交渉術
NBAが7月31日の再開案をまとめ、NHLが7月以降に行うプレーオフを従来通り7回戦制で実施する案を公表するなど、米国では新型コロナウイルス感染症で中止や中断していたプロスポーツが再始動に向けた動き…
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コロナ禍を利用した「マイナーリーガー大量解雇」の背景
現在、マイナーリーガーの大量解雇が進行中で、最終的に解雇者は1100人前後になる見込みだ。 一部では、これをコロナ禍の影響と報じているが、そうではない。昨年秋にマンフレッド・コミッショナーが…
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大リーグ公式戦再開前に…経営改善へ各球団がアノ手コノ手
「7月4日前後の開幕」に向けて、大リーグが動き出した。 突然地球を襲った宇宙人と人類の死闘を描くウィル・スミスの主演映画「インデペンデンス・デイ」(1996年)を参照するまでもなく、1776年…
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マニー・ラミレスは48歳で復帰?往生際が悪い野球選手たち
30日で48歳になるマニー・ラミレスが今季、台湾リーグで現役復帰を目指しているという報道があった。 マニーはメジャー通算555本塁打(MLB史上15位)の大打者。2011年を最後にメジャーの…
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160から120へ…大リーグ機構提案のマイナー球団削減が加速
新型コロナウイルス感染症の拡大で開幕の時期が見通せないのは、大リーグだけではない。マイナーリーグも米国各地で進む経済活動の再開の状況を見ながら、開幕の可能性を模索している。 無観客であっても…
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こんなにいる!ユニホームから白衣に着替えた大リーガー達
ニューヨークの医療現場はコロナ禍で人手不足にあえいでいるため、医師免許を取得した医学生をひと月早く卒業させて最前線に送っている。そのひとりが元メジャーリーガーのマーク・ハミルトン医師(35)だ。 …
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アリゾナ、フロリダでの公式戦実施案はTV局と政権への配慮
公式戦の開幕日を延期した大リーグの中でにわかに持ち上がったのが、「スプリング・トレーニングの開催地であるアリゾナ州とフロリダ州で公式戦を行う」という案だ。 新型コロナウイルス感染症の終息の見…
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コロナ禍で10万ドル以上寄付 アストロズ5選手に真の思惑が
メジャーリーグには寄付文化がある。今回の新型コロナウイルス禍でも、すでに10人の選手が10万ドル(1080万円)以上の寄付や支援を表明している。 ■医療やマイナーリーガー支援 寄付金額…
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新型コロナウイルス感染拡大“戦争”がもたらした労使の連携
新型コロナウイルスの感染拡大は、とどまるところを知らない。 感染者数が世界最多となった米国では、3月末から4月初旬にかけて、大統領のドナルド・トランプが「死者が10万人だったら、われわれは『…
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MLBサイン盗み疑惑捜査終了…田中将大の“死球制裁”あるか
大リーグでもコロナ関連の話題で埋め尽くされる中、MLBから重要な発表があった。 レッドソックスによる2018年シーズンのサイン盗み疑惑に関する調査が終了。結果はMLBが活動を再開した後、発表…
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「感染症との戦争」で愛国心を煽りたいトランプと大リーグ
3月初旬に「万全の態勢が整えられている」と強調していたドナルド・トランプが、「現在の米国は戦争状態にある」と発言したのは3月18日のことだった。 ■「力強い大統領」を演出 米国疾病対策…
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マリナーズで試算 年間試合数162→120なら損失は105億円
MLBは米国での新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオープン戦を中止。26日に予定していた公式戦の開幕も2週間以上延期した。現時点では開幕の見通しは立っていない。 どの球団も4月中の開幕は不可…
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球界の嫌われ者ピート・ローズを利用するトランプの思惑
米国民主党の大統領候補は、3月3日の「スーパーチューズデー」を経て、前副大統領のジョー・バイデンと上院議員のバーニー・サンダースに絞られた。ただ、現時点で両者の争いに決定打はなく、民主党の候補者選び…
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マエケンに秋山や平野も…メジャー「トレード太り」の実情
メジャーリーグでは「トレード太り」する選手が少なくない。一番多いのは契約書に「トレードボーナス条項」を入れている選手たちだ。 キャンプ直前にドジャースからツインズに移籍した前田健太もそのひと…
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新型肺炎とインフルエンザに悲鳴を上げる球団経営者たち
今年1月に明らかになった新型コロナウイルスによる肺炎の問題は、終息の見通しが立っていない。 一方、新型肺炎以上に米国内で深刻な課題となっているのがインフルエンザだ。 ■中国経済の停滞 …
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コービー氏のヘリ墜落事故死…過去にはイチローの元同僚も
先月26日、NBAのスーパースターだったコービー・ブライアントがヘリコプターで娘のバスケットボールの試合に向かう途中、墜落事故で亡くなり、米社会に衝撃が走った。MLBでも全国ニュースのヘッドラインに…
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米大統領候補と大リーグ 若年層開拓に目の色変え取り組む
米国の大統領選挙は、民主党にとって最初の候補指名争いとなるアイオワ州での党員集会で本格化した。 前副大統領のジョー・バイデンを中心に、2016年の大統領選挙で知名度を上げたバーニー・サンダー…
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アンダーシャツに拡声器…サイン盗みはメジャー史の一部だ
アストロズがビデオカメラを使って相手捕手のサインを解読し、ただちにアルミ製のごみ箱を叩く回数、あるいは笛を吹く回数で選手に伝えていたことが発覚、GMや監督のクビが飛ぶ事態になっている。 今回…