全国の医師が処方した薬 ベスト10
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【睡眠剤・精神安定剤】若い住人が多い東京都の使用量が多い理由
睡眠剤・精神安定剤の処方量の全国平均は、1人当たり年間28.1錠です。 しかし高齢になると処方量が増えるため、高齢化率(人口に占める65歳以上の比率)が高い県ほど、1人当たりの処方量も増える…
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【睡眠剤・抗不安剤】20代の処方量は10代の3倍以上
睡眠剤・抗不安剤の年間処方量は約35億7000万錠。国民1人当たりにすると、年間約28錠。言うまでもなく、年齢や性別によって違ってきます。<表>には15歳から5歳刻みで、男女1人当たりの処方量を載せ…
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【睡眠剤・精神安定剤の処方量】上位100品目で年間35.7億錠
大学の教員をやっていて感じることのひとつは、精神的な不調を訴える学生が、目立って増えていることです。大半が軽度のうつ、心身症、不眠症などで、講義の欠席届には「心療内科を受診のため」といった理由が書か…
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【総合感冒薬の処方量】県民1人当たりの日本一は山口県
総合感冒薬の処方量を都道府県別にみると、実に3倍近い格差があることが分かります。県民1人当たりの処方量がもっとも多いのは山口県(5・5包・錠)。もっとも少ないのは山形県(2・0包・錠)でした。 …
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【総合感冒薬】主成分が出荷制限となり大ピンチに?
総合感冒薬の処方量は約4億1600万錠。しかも1包(錠)5円から7円と、いずれも低価格。処方金額は、すべて合わせてもわずか24億円。そのうちの約12億4000万円をPL配合顆粒(塩野義:幼児用を含む…
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【総合感冒薬】処方薬はわずか9種類 抗生物質も含まれず
解熱鎮痛消炎剤との関連で、今回は総合感冒薬(風邪薬)の処方量を見ていくことにしましょう。医学的には上気道(鼻から喉まで)の、急性の炎症を「風邪症候群」と呼んでいます。さまざまなウイルスや細菌によって…
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【解熱鎮痛消炎剤】「女性のほうが痛みに強い」は本当か
よく世間では「女性のほうが痛みに強い」といわれています。女性の体は出産の痛みに耐えられるようになっているからだそうです。もし本当だとすると、解熱鎮痛消炎剤の処方量にも反映されているはずです。 …
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【解熱鎮痛消炎剤】金額ベースでは高脂血症治療薬の3分の1の規模
解熱鎮痛消炎剤の処方量は約47億錠。高脂血症治療薬(約50億錠)に匹敵する数が出ています。しかし薬価が低いクスリが多いため、上位100品目の総額は1226億円と、高脂血症治療薬の3分の1に過ぎません…
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【解熱鎮痛消炎剤】年間47億錠 1人40錠近くを消費
今回は「解熱鎮痛消炎剤」としてひとくくりにされる医薬品について見ていきます。熱を下げ、痛みをやわらげ、炎症を抑える、そんな医療の原点を担っているクスリたちですから、実に多くの用途に使われています。「…
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【高脂血症治療薬】年間の処方量と金額は秋田県がトップ
今まで見てきた高血圧・糖尿病の治療薬では、患者1人当たりの処方量の都道府県格差が2倍前後もありました。しかし高脂血症治療薬は、実際に処方されている患者の人数が分からないため、同様の計算で比較すること…
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【高脂血症薬】処方量は59歳までは男性が それ以降は逆転
高脂血症の総患者数は約206万人。男性が約60万人、女性が約146万人で、女性患者が圧倒的に多いという特徴を持っています。ただし、これは「主たる病気が高脂血症」の患者数の話。実際には糖尿病や高血圧、…
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【高脂血症治療】市場規模3500億円は糖尿病治療薬とほぼ同じ
高脂血症治療薬トップ100の総売り上げ(2015年)は3511億円、糖尿病治療薬(約3600億円)と互角の市場規模を誇っています。ジェネリックは74種類がランクインしており、処方量の合計は約18億3…
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【高脂血症治療】上位100品目の使用総数は49億7019万錠
高脂血症(脂質異常症)の患者は206万2000人(厚生労働省、2014年)。女性が多く、男女比は1対2・5となっています。 LDL(悪玉)コレステロール値が高い、HDL(善玉)コレステロール…
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【糖尿病治療薬】最も多く飲む50代 年間13万円以上も消費
肥満などが原因の2型糖尿病は20代後半から少しずつ表れはじめ、糖尿病全体では60代から70代にかけて患者数がピークに達します。若年患者と高齢患者では、糖尿病治療薬の処方量に差があるのでしょうか。厚生…
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【糖尿病治療薬】年間売り上げ3600億円の巨大市場
糖尿病治療薬の上位100位までの総売上高は3561億円。降圧剤には及ばないものの、巨大な市場を形成しています。 トップはジャヌビア錠50ミリグラム。処方量では3位ですが、単価が高い(149.…
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【降圧薬】市場は5500億円 ジェネリックのシェアは1.6%
処方量と単価が分かっているので、各降圧剤の年間売上高を簡単に計算することができます。全部足し合わせれば、降圧剤の市場規模も分かります。結果は<表>のようになりました。 NDBオープンデータに…
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【降圧薬】若い人ほど多く飲む 20代後半は60代前半の2倍
年齢別の降圧剤処方量を見ると、興味深い事実が浮かんできます。NDBオープンデータには、5歳刻みの処方量が載っています。そこで厚労省の「患者調査」から、5歳刻みの高血圧患者数を計算すれば、各世代の患者…
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【降圧剤】処方量トップの石川県は1人年間1000錠以上
都道府県別に見ると、降圧剤をもっとも多く処方しているのは東京都(5億8000万錠)、大阪府(3億9000万錠)、神奈川県(3億8000万錠)、愛知県(3億1000万錠)の順。少ない方は鳥取県(270…
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【高血圧薬】主流は「ARB」 使用量は製薬3社が独占
この9月に、最新のNDBオープンデータ(2015年度)が公開されました。全国の医療機関から提出されたレセプト(診療報酬明細書)をもとに、すべての医療行為の実施件数と、医薬品の使用量を集計したものです…