「アナ雪」吹き替え好演の沙也加 “脱・聖子”でブレークの兆し

公開日: 更新日:

 興行収入が111億円を突破するなど、大きな話題を呼んでいるディズニー映画「アナと雪の女王」。03年の「ファインディング・ニモ」(110億円)を抜き去り、「最終的には150億円も視界に入っている」(映画関係者)というからスゴイ話である。

 そんな同作の日本語吹き替え版でアナ役を好演、その歌唱力、表現力が注目を浴びているのが松田聖子(52)の愛娘・神田沙也加(27)。沙也加は先日、新ユニット「TRUSTRICK(トラストリック)」を結成。6月にはデビューアルバムを発売することでも話題になっている。

「『アナと雪──』が好調な理由は字幕版を見て感動した観客が吹き替え版を見直すという現象が起きているため。沙也加は吹き替え版の劇中で歌も披露していますが、伸びやかな高音と清涼感のある歌声は絶賛の嵐。この10年というもの、親の七光と言われながらも、地道に舞台で歌と演技を磨いてきたのがようやく実った形です」(芸能ライター)

■所属事務所は母子で別々

 沙也加は01年に、かつては聖子も出演した「江崎グリコ」のCMで芸能界デビュー。その後、母の後を追うように歌手業、女優業に取り組んできた。しかし、目立つのはいつも聖子の方。“一卵性親子”と呼ばれるほどの関係性は相変わらずだったが、ようやくヒット作にも恵まれ、自力で聖子から巣立つことができたようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し