「その気にさせられ…」西岡徳馬がホレた太地喜和子の艶演技

公開日: 更新日:

 公演が始まる3カ月ほど前のこと。シェイクスピア・フェスティバルの配役が、劇団の廊下の壁に張り出された。ロミオ役のところに当時の劇団員名で本名の「西岡徳美」を見つけた瞬間の喜びは、いかほどだったか。

「それはもちろん、やった~!! 跳び上がらんばかりにうれしかったですよ。初めての大役でしたから。その頃のオレって、すっごくのんびりしてて、あてがわれた役をただ演じてただけ。あれがやりたい、これがやりたいって気持ちもなかった。だから、余計うれしかったですね」

 そして、ロミオ役の隣に書かれてあったのは当然…。

「ありゃ~、太地さんがジュリエットなのかと…。そのとき太地さんはもう、スターでしたから。オレの3期先輩で、3つ年上だし。光栄だという気持ちもあったでしょうけど、緊張の方が大きかったように覚えてます」

■家に帰ってもアンタのこと考えてる

 さて、写真はどんなシーンだったのか。当時、太地さんは28歳。目力の強さが後年とまったく変わらない。25歳の西岡さんは精悍な顔つき。迫真の演技が、ひしひしと伝わってくる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末