“どつき合い”が高評価 お笑いコンビ「ダブルアート」結成秘話

公開日: 更新日:

 年明けまもなく放送された「ぐるぐるナインティナイン」の「おもしろ荘」で2位を獲得。一気に注目度を上げた漫才コンビがダブルアートだ。

「ラッスンゴレライ」のように、何が面白いと説明するのは難しい。とにかくコンビネーション抜群の、ボケ役ツッコミ役がハッキリした正統派の漫才をするのだが、高い評価を受けたのは、まるでコントを見ているかのような息の合った“どつき合い”なのだ。

 それもそのはず。彼らは結成こそ07年だが、小中学校時代の先輩後輩の幼馴染みで、中学卒業後はロックバンド「Wart(ウォート)」として活動していた。その2人が07年、音楽の道を諦め、お笑いを志し吉本興業の養成所(NSC)を受験したのだ。人生のほとんどの時間を共にすごしているわけで、息が合っているのも当然かもしれない。

 しかし、常に一緒だった2人が別々の道を歩んだ瞬間がある。NSCの入試直後のことだ。ボケ役のデブ(池田真一)には届いた合格通知が、ツッコミ役(田口誠)には届かなかったのだ。結局、池田だけがNSCに通い始めた。すると、思わぬ事実が判明する。合格通知が届かなかった田口も実は合格していたのだ。合格通知は郵便事故で届かなかったというオチで、晴れて同期生となり、バンド名をもじった「ダブルアート」という名のコンビを組んだという結成秘話がある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」