「花燃ゆ」井上真央は謝罪も “ヒロインやりにくそう”と同情論

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 来月3日放送の第18回から第2章に突入。脚本家は2人から3人体制となり、夫の久坂玄瑞(東出昌大=写真左)と文夫婦を色濃く描く。萩の女たちがこしらえた外国船の襲撃に備える「女(おなご)台場」の築造も見どころのひとつだ。

 制作統括の土屋勝裕氏は「いよいよ激動の幕末に突入します。皆で知恵を出し合い、一人でも多くの脚本家さんに加わっていただくことでパワーアップを図りたい」と、テコ入れ策を明かしたが、功成り名を遂げた偉人や武将ではなく、史実の少ない“ヒロイン大河”への賛否両論、アレルギー反応は最初から織り込み済みだったはず。

 この日の会見で井上は「ともあれ、現場で腐ったりしては皆さんに迷惑をかけてしまう。自分の中でこの作品をやると決めた時から覚悟をもっています。兄(吉田松陰)の至誠を尽くすという言葉を思い出しながら、最後まで笑顔で乗り切りたい」とあくまで責任は自分にあると力強く語っていた。

 厳しい記事を書く記者たちに「あまりいじめないでください。お手柔らかにお願いします」と“真央スマイル”を見せる場面もあったが、5歳で子役デビューし、すでに芸歴は20年以上。批判の声を百も承知で会見の矢面に立つなど主役として“至誠”を尽くす井上に、NHKは恥をかかせるわけにはいかない。

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