「ミカンが実る頃」歌った藍美代子 銀座ママまでの紆余曲折

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「ミカンつながりで愛媛県青果販売農業協同組合連合会(現えひめ飲料)さんのCMソング『ポンジュースの歌』や『愛媛県みかんの歌』を歌わせていただき、テレビアニメ『星の子チョビン』の主題歌も担当しました。ワタシ、歌唱力にはけっこう定評があったのよ、フフフ」

 しかし、それが次なるヒットにはつながらず、78年から1年間、アメリカに音楽留学。帰国後、歌手活動を再開したが、父親が故郷、石巻で経営していた建築会社が1億円の負債を抱えて倒産し、やむなく引退。80年、仙台の「ビーネ」を開き、約15年かけてその負債を完済した。

「一段落したら、また歌いたくなっちゃったのよ。それで02年ごろからジャズをメーンにステージに立つようになったわ」

 1年間の米国留学に加え、その前に語学レッスンを2年間受けていたから、発音や発声はバッチリ。仙台だけではなく、東京のジャズバー「シグナス」でも定期的に歌い、05年には初ジャズアルバム「biene」をリリースした。

「この前、アマゾンで調べたら、中古なのに12万円の値段がついててビックリしちゃった。来年には『bieneⅡ』を出す予定よ」

 11月には銀座や仙台でで歌う。

「お時間があれば、お店にもお越しください。週に1、2回、着物で店に出る日もあって、ちょっと雰囲気が違ったお店を楽しんでいただけますよ」

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