瀬戸カトリーヌ 女優の道を切り開いた三谷幸喜の“大抜擢”

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 その衝撃に突き動かされ、舞台のシーンを絵に描いて三谷さんの事務所にお送りしました、いちファンとして。そうしたら、その絵のことを覚えていてくださって2年後の舞台「彦馬がゆく」に呼んでくださって。もうビックリです。

 お芝居をしたい、舞台に立ちたいと思っている役者はゴマンといるけど、三谷さんの舞台に立てるのはほんの一握り。そこに呼んでいただけて、しかも、東京、大阪で60回以上の長期公演。役者として宝くじに当たったような大きなチャンス。もう夢のようでしたね。

 舞台はそれまでもオーディションを受け、2本出たことがありましたけど、大きな役ではありませんでした。それが「彦馬がゆく」では、主人公・彦馬の長男の婚約者。

 でも、時代劇だから和服で日本髪。三谷さんになぜ呼んでくれたのかを聞いたら「時代劇の真逆なイメージで面白い顔の人を選んだ」と。三谷さんらしい答えというか(笑い)。

 実は、お会いしたのはその時が初めてではありませんでした。「オケピ!」より少し前、「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)というバラエティーでパネリストとして共演したことがありました。

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