ネルソンズの3人は体育会系 身体能力と笑いを見事融合
とにかく明るい安村やおかずクラブなど、ブレーク芸人の登竜門となっている「ぐるぐるナインティナイン」の正月企画「おもしろ荘」で、今年優勝したのがネルソンズだ。吉本興業のNSC東京校の同期の3人が繰り広げるコントが、ゲスト出演していた小栗旬や有吉弘行に絶賛されていた。
彼らを象徴するコントが「体育の時間」。見るからに運動が苦手そうな小学生が体育の授業でマット運動に臨むコントなのだが、先生に命じられてできなかった側転や前転が、キレると無意識のうちに神業的でアクロバチックにできてしまう。そして最後には先生を巻き込んで大技に――と、見事な身体能力と笑いを融合させたネタだ。
それもそのはず、彼らは本気の体育会系出身者。青山はレスリングの元日本代表選手で、アテネ・北京五輪では全日本強化指定選手にも選ばれていたアスリート。岸は剣道3段の腕前を持ち、オタク体形で見るからに運動が苦手そうな和田も、青山と同じ中学のレスリング部で有名高校からスポーツ推薦される実力だった。
「青山は今もコントのかたわら中野の子供向けレスリング教室で週3回、アルバイトをしています。和田は高校から推薦枠でレスリング入学を希望されたにもかかわらず、中学側が“こんなに頭の悪いヤツを推薦できない”と進学を認めなかったほどのドヤンキーだった。その後就職した和田を青山が熱烈に誘い、お笑いの世界に。入学したNSCの同期の岸と3人で6年前にコンビ結成しました」(芸能ライター)