ノーベル賞辞退か…ボブ・ディラン“沈黙”で飛び交う憶測
「受賞を辞退するのではないか」
ノーベル文学賞受賞についていまだ沈黙を続けるボブ・ディラン(75)をめぐり、海外メディアでこんな臆測が飛び交っている。
ディランは現在ツアー中で、受賞発表後のコンサートでもノーベル賞については一切触れず、代理人は「彼が即座にコメントすることはない」と説明。文学賞を選考するスウェーデン・アカデミーはマネジャーとコンタクトしたが、「本人は寝ている」と言われ、直接話すことができないまま、連絡を断念した。
友人で歌手のボブ・ニューワース(77)は米紙ワシントン・ポストの取材に対し、「彼は賞を受けないかも。ノーベル賞受賞を認めたくないのでは」と答えている。また英国の小説家ウィル・セルフ(55)は英紙ガーディアンで、唯一、自ら文学賞を辞退した哲学者サルトルを引き合いに出し、「おそらくサルトルのように辞退するだろう」とのタイトルで、「爆弾や武器で得た財産で設立された賞を受け入れることは自分の価値を下げることになる」と指摘している。
■これが流儀なのか