月9は最低更新中…瀕死のフジを下支えする意外なヒット作
フジテレビの看板ドラマ枠「月9」が苦戦も苦戦、大苦戦。西内まりや(23)主演の「突然ですが、明日結婚します」第6話(2月27日放送)の視聴率が5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と見るも無残な数字を叩き出しちゃったのだ。しかもこれ、月9史上初の5%台という不名誉に加え、3週連続のワースト記録更新によるもの。主人公の恋の行方そっちのけ、最終話を待たずに“バッドエンド”確定の様相を呈している。
とまあ、踏んだり蹴ったりのフジだが、明るい話題もないわけではない。本体の尻拭いをするかのように、子会社が獅子奮迅の働きを見せているのだ。
「米アカデミー賞で最多6部門を獲得した映画『ラ・ラ・ランド』が話題ですが、いち早く作品のポテンシャルに目をつけ、版権の買い付けに動いたのが、子会社のポニーキャニオン。同社の映画部は5年ほど前から積極的に洋画の配給も行っており、『ラ・ラ・ランド』もギャガと組んで共同配給しています。同作は作品賞こそ逃したものの、前評判の高さやバンバン打ちまくった宣伝が功を奏し、オープニング3日間の興行収入は5億6000万円超。最終で30億円は堅いでしょう。それに加え、実はロングランヒット中の映画『この世界の片隅に』も一枚かんでいる。BSフジが全製作費の5%を出資。のん(能年玲奈)の独立騒動の兼ね合いでオープンにはしてないが、これぞ、棚からぼた餅。今後はDVD等の2次使用料も見込め、BSフジには十分な実入りがあるでしょう」(フジ関係者)
自分たちでこしらえるセンスは寂れても、作品の価値や質を見極める目はあるようで。