「クロ現」高視聴率で勃発 藤井四段めぐりTV局が争奪戦

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 前人未到の公式戦28連勝を達成した最年少棋士の藤井聡太四段(14)。その偉業をテレビのニュース番組が速報したり、一般紙やスポーツ紙が1面で取り上げるなど、フィーバーぶりは過熱の一途だ。そんな中、テレビ各局が激しい“藤井争奪戦”を繰り広げているという。

 今月21日にはNHK「クローズアップ現代+」が、「14歳棋士・知られざる偉業への道」と題した特集を放送。平均視聴率9.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)という高い数字を叩き出した。前日の平均視聴率が5.2%というから、倍増した形である。

 人気だけでなく数字も持っている新スターを、民放各局が放っておくはずがない。フジテレビでは急きょ、「藤井聡太14才」と題した特番を、23日午後7時から放送。フジ系列の東海テレビが小学6年のころから密着してきた独自映像を流すというから、聡太ファンは必見だろう。

「各局の情報バラエティーやワイドショー番組が、何とか出演させようと、アプローチしている最中です。藤井四段が好きだというアイドルグループのメンバーをキャスティングするというプランまで浮上している。ただ、今や藤井四段は“将棋界の宝”で、まだ14歳。安っぽい露出の仕方は許さないはずです」(民放関係者)

「将棋マニア」や「将棋好き」を自称する芸能人も次々に出現していて、情報バラエティー番組に引っ張りだこの状態だ。テレビ、芸能界をも巻き込んだ“藤井バブル”はしばらく続きそうである。

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