芸能界でも賛否 小泉今日子「不倫宣言」の狙いと向かい風
「豊原君に『あなたに任せるわよ』って。私たちの関係をはっきりさせましょうっていうのを突き付けたんじゃないか」
小泉に続いて、豊原も会見で不倫関係を認めた。しかし、別居中の妻子との離婚協議について「どうこうはっきりということにはなってない」「石を投げるなら自分に」とも語り、小泉との再婚に向けて動いているわけでもない状況にあることも明かした。豊原との関係がこうした中途半端なものであることもはっきりさせたかったとすれば、小泉の狙い通りだったに違いない。
■所属事務所に迷惑はかけられない
とはいえ、自身の発言が原因で向かい風を真っ向から受けて立つことになり、とりわけ主婦や同性からの批判が相次いでいるのである。もう小泉をかばう事務所もない。それでも良しとしているのだろうか。
小泉を長く知る別の関係者はこう言っている。
「彼女は不倫公表について『人間としてのけじめ』と書いていたが、その思いの強さは確かに分かる。本人も認めている通り、デビューから36年、芸能界のドンの庇護があったからこその小泉今日子であり、半ば活動を休止していたときも毎月、サラリーマンの平均年収並みの給料をもらってきた。サラリーマンの12年分の年収が毎年、あったわけだ。当たり前だが、独立とともにそういう生活保障もなくなる。少なくとも、それを覚悟の上で行動に出たのです」