山口智子「生まない選択」発言は女性にどう“刺さった”のか
「私はずっと、子どもを産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました」。これは山口智子(51)が女性誌「FRaU」(講談社)3月号のインタビューで語った言葉。
産まないという選択をしたことに、みじんの後悔もないと言い切った。
これに世の女性たちが「カッコイイ」「ステキ」と共感し、話題になっている。
「女性は産む機械」という大臣の失言が激しく叩かれたこともあったが、昨今は産まない選択も尊重されるべきという声が高まっている。ところが、問題はそう単純じゃない。ノンフィクション恋愛作家の亀山早苗氏はこう言う。
「山口智子さんの発言が女性たちの間で話題になっているのは、裏を返せば、女性たちの中にもどこかに『産まなくてはいけない』という思いがあったり、『産んだほうがよかったのかな』という後悔があったりするからだと思います。だから、強く言い切ってくれたことに、救われた人が多かったということではないでしょうか」
単純に産まない選択をする女性が増えているのではなく、産むか産まないかの“中間”に悩む女性たちに山口の言葉は刺さったようだ。