TVよりWEBで先行公開 ロバート秋山の新CMに秘められた戦略
これまでにも江崎グリコはテレビCMとWEBの連動広告を実施しており、併用の効果を実感している。
「既に『WEBでのみリーチできる層が一定数いること』や『マルチチャンネルでの情報接触が広告効果を押し上げること』はさまざまな一般データから明らかになっており、連動する効果は大きいと考えています」(前出の担当者)
秋山は昨年もこのCMに登場。動画再生回数は230万回以上を記録しWEBでの影響力は抜群だ。「アーモンド――」のCMもそうだが、ここ数年、広告効果アップを狙って、テレビCMよりWEB公開を先行させるケースが目立つ。ももクロ出演の「タマホーム」、岡田将生出演の「ヤマキの『割烹白だし』」などのCMだ。「元SMAP」草彅剛と香取慎吾の“頭髪”が話題の「発毛剤のCM」もそうだった。
「商品のメインターゲットはインターネットでの購入に抵抗がない世代と想定しているため、インターネットを中心とした販売に重きを置き、WEB公開を先にしました」(アンファー広報課)
「CMはまずWEBで」という時代がすぐそこまで来ている。