いよいよ女優開眼? イモトアヤコが歩む“泉ピン子ロード”
泉ピン子が70年代後半に日テレの高視聴率番組「週末三面記事 ウイークエンダー」のリポーターとして注目された後、83年の伝説的なNHK朝ドラ「おしん」の母親役で評価されたのが30代半ば。20年以上続いた「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)が始まった1990年で40代前半。「おしん」も「渡鬼」も橋田寿賀子氏の脚本だ。
「珍獣ハンターで過酷なロケに挑むのも厳しくなる年齢に、うまく女優業にシフトできるかは、泉ピン子における橋田氏のような、大物との出会いも必要でしょう。そして、コミカルな役柄より、シリアスな作品で芸人とのギャップを見せていった方が得策でしょうね」(亀井徳明氏)
ちなみに、2010年のTBS開局60周年ドラマ「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」(橋田氏脚本)では、ヒロインの若い時代をイモトが、中年以降を泉ピン子が演じている。ピン子の指名でイモトが選ばれたという。
美人ではないが味がある女優へ。イモトの“ピン子ロード”はこれから始まるのかもしれない。