著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

悩み続け遠回り 迷い道こそ「森三中・黒沢かずこ」の本道

公開日: 更新日:

お笑いっていうのは、1つじゃないんだっていうことが分かって」(黒沢かずこテレビ東京「チマタの噺」4月2日放送)

 森三中の黒沢かずこ(40)は、ダウンタウン松本人志に憧れてお笑いの世界に入ったという。しかし、松本のようにはなれない。そんな中でいろいろな先輩と出会い、実感したことを語った一言が今週の言葉だ。

 それまでダウンタウンしか見ていなかったが、「今は先輩方の生き方をすごい尊敬してます」と言う。みんな、それぞれ生き方が違っていた。だから「違くていいんだ」と思えたのだ。

 黒沢の小学校時代のあだ名は「準備中」だったという。両親が飲食店をやっていたが、パチンコ依存症のようになり、「確変」に入ってしまうと店を休んだりもして、ずっと看板が「準備中」だったからだ。いつも家では一人だった。

「一人っ子なのでテレビばっかり見て、話す相手いないんで、言葉とかもテレビの中から全部教えていただいた」(日本テレビ「チカラウタ」16年4月24日)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末