メッセンジャー黒田有さん 文化住宅で過ごした壮絶幼少期

公開日: 更新日:

 文化住宅いうと、強烈なトラウマになってるのがトイレですわ。昔ながらの和式ボットン便所で、なんせウチは2階ですやろ。せやから便器の位置からクソつぼまでの距離が普通なら3メートル以上あるんです。まず、落ちたら這い上がれません。「確実に死ぬで」って言われてました。

■用を足すときはなるべく外へ

 それである程度、ウンコやオシッコがたまると市役所に電話してくみ取りがあるんやけど、お金ないから、そうそう来てもらわれへん。でも放置すると、どんどんウンコとオシッコがせり上がってきますわね。2階やのに便器の間から下をのぞくと、いつも自分の顔が水面に映っとったから、「どんだけためてんねん」て話ですわ。しかも、ただでさえ臭いボットン便所は夏場になるとアンモニア臭がキツイキツイ。目が痛くなるどころか便所の中は息がでけへんのですよ。臭いが強烈すぎて。

 せやから極力、外で用足しするようにしてましたけど、それでもどうしてもウチの便所使わなならん時は息止めてました。早い話、夏場は便所に行くこと自体、決死の覚悟。オカンは限界超えて何度か失神してますから(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」