ジャニーズ事務所 お別れ会“一枚岩”アピールで分裂回避か
冒頭、“次男”の東山紀之(52)のナレーションに乗せ、所属タレントがデビュー順に登場するVTRが流れる演出が施された。
その後154人の所属タレントが献花台の前に整列し、マッチがあいさつ。続けて安倍首相からの弔電がマッチによって読み上げられた。ジャニーさんの偉業を称える文言の後半部分には、キッチリとこんな一文が……。
「ジャニーさんのエンターテイメントへの熱き思い、託したバトンは、必ずやジュリーさんや滝沢さんをはじめ、次の時代を担うジャニーズの皆さんへと、しっかりと受け継がれていく。私はそう確信しております」
さりげなく固有名詞を出して、首相自らが後継者に“お墨付き”を与えていることを印象付けた。
献花中のVTRやラストに紙テープが噴射される演出は“ジャニーの後継者”滝沢秀明氏(37)によるもの。会に参加したある芸能関係者はこう語る。
■藤島ジュリー次期社長がお見送り
「引き出物で配られた冊子には、かつて所属したタレントの写真も載っていました。これは、事務所を辞めた後に暴露本を出すなどしたタレントも含めて、ゆかりのある人全員に連絡を取ったということです。まさにノーサイド。ジャニーさん亡き後も、故人の遺志をみんなで受け継いでいくのだという強い意志を感じさせる会でした」