寅さん新作で24年ぶり復帰…後藤久美子の“リアル価値”は?
とはいえ、ゴクミの底力をあなどってはいけない。「徹子の部屋」に出演した後藤は円熟味を増していたが、いかにもセレブ妻らしい美魔女に変身していた。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「資産家やセレブの恋人や妻になった日本の過去の女優やタレントを振り返ると、不釣り合いだったり、ガツガツとして貪欲なイメージがありました。でも『徹子の部屋』に出演した後藤さんを見ると自然体で“嫁姑問題”も楽しそうに語っていました。いい意味で落ち着いた雰囲気だし、ゆとりのある幸せな人生を送ってきたのだろうなとうかがわせました。番組終了直前に徹子さんに『これからなされたいことはあります?』と突然振られ、『ありません』ときっぱり答えたのも印象的でした。毎日を精いっぱい生きているので、思い残していることが本当にないのかもしれませんね。好感度は相変わらず高く、同世代の女性にも好まれると思いました。恐らくまたCMのオファーが舞い込むことでしょう。その際の出演料は、所属事務所の後輩の人気女優よりも上になるはず。少なく見積もっても1本5000万円以上になるのでは」
かつてのライバルで“同志”といえば同学年で「キットカット」のCMで共演した宮沢りえ(46)だが、宮沢も「北の国から」(フジテレビ系)で吉岡秀隆と共演している。ゴクミが日本に戻ってくれば、パッとしない芸能界もにぎやかになるかもしれない。