赤塚不二夫編<6>社員旅行で夫妻と午前3時まで飲み二日酔い
そんな遊びも年齢とともに先生も次第に卒業していった。家にいることが多くなり、お酒も「夕方から」と夫人に厳命されていた。
しかし酒好きは抜け道を考える。家の近くに当時は珍しいスーパー銭湯ができた。銭湯内に飲食できるスペースがあったので、「一緒に行こう」と誘われた。実は、先生は大の風呂嫌い。ちなみに、何日もお風呂に入らなくとも臭いもないし、肌もキレイな不思議な体質の持ち主だった。
案の定、お風呂は口実。「ここで待っている」と先生は座敷で飲んで待っていた。
■「フジオ・プロ」は超豪華な社員旅行だったが…
「フジオ・プロ」の社員旅行に参加したこともある。2001年の7月ごろだった。3月にオープンした「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」に宿泊の豪華版。初日は地元の眼科医に紹介されたフグ料理。さんざん飲み食いした後、リッツにチェックイン。私は自分の部屋に行くこともなく、そのまま赤塚夫婦の部屋に連れていかれた。